時は幕末、遠州浜松在見付(現在の静岡県磐田市)にある
農家の次男として誕生した酒井嘉平治。
当社の創業者の名前である。子どもの頃から手先は器用だったのだろう。
というのはあくまで推測だが、遠州人らしく自ら進んで困難なことに取り組む「進取の精神」を
持った人物であったのは間違いなさそうだ。幼くして江戸に奉公に出された嘉平治は、
鍛冶屋の徒弟となって修行を積んだ後、1881年に外科刀などを作る職人として独立。
それが酒井医療の始まりとなった。それから140年。
一人の医療器具工が掲げた夢や目標、そして生涯貫いた想いは、
今も脈々と受け継がれている。
私たち酒井医療は、
「初雪をかく」という伝統精神のもと、
常に先進的な製品の開発やそれに伴うサービスを、
各時代の求めに応じて提供し続けてまいりました。